fc2ブログ

Welcome to my blog

そして誰もが揃った~オリエント急行殺人事件~

mathichen17

mathichen17

-
昨夜WOWOWをチラッと見たら、‘手紙は憶えている’をやっていた
番組終了後に、野郎二人が、「認知症の人、周りにいます?」みたいな会話を始めた
周りの有無より、「若くたって、明日突如ボケる可能性=オマエらも気をつけろよぉ」とTVにツッコンダ
彼らの親がボケるとして、自ら介護志願すれば
A willing mind makes a light foot.
自ら進んでする気持ちがあれば足取りも軽くなる。
A willing mind makes a hard journey easy.
自ら進んでする気持ちがあれば、つらい旅も楽になる。
http://www.eigokotowaza.net/proverb/ap3.html
都会人ぶったって山奥跳ね回るサルであったド田舎へUターン介護する道に就く足取りも軽くなる




自ら進んでじゃなく休暇中なのに、仕事に遭遇してしまうような旅は辛いかしら
報酬わんさかなら、甘い蜜の味グルメ旅?





中東での仕事を終えたエルキュール・ポワロ
イスタンブール発カレー行きのオリエント急行に乗り、欧州への帰途に就く
一等車両にはポワロの他、様々な職業、国の出身者が乗り合わせ、季節外れの満席となっていた
その中の1人、アメリカの富豪サミュエル・ラチェットがポワロを知り、話しかけて来る
彼は脅迫状を受け取っており、身の危険を感じてポワロに護衛を依頼する
しかしポワロは興味を持たず、またラチェットに良い印象を持たず、これを断る

ジョニー・デップじゃ、意気がる青二才で、大富豪らしい風格全然感じない
別れたヴァネッサ・パラディが絶世の美女に思える、アフォな若妻に振り回された印象かい
いくらカネ積まれたって仕事断りたくなる

ケネス・ブラナーも名探偵に見えないんだけど?
ポワロ俳優の中で一番頭良いのは
「両親、親戚の全員、知的水準高い家庭環境に育った
英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語を流暢に操り
またトルコ語や現代ギリシア語も喋った」
‘ナイル殺人事件’(1978年)で演じたピーター・ユスティノフでしょうよ








アルバート・フィニーのポワロが何か、藤山直美のパパンの扮装に見えるは置いといて
『オリエント急行殺人事件』、日本で初めてテレビドラマ化!
https://www.youtube.com/watch?v=WJCpMKlD6o0
論外として
‘オリエント急行殺人事件’はやっぱ、1974年版に限るんじゃねーの
リチャード・ウィドマ-クがいいのだよ
ラチェットの風貌ともかく、ラチェットの背景にある非情ぶりを、ポワロは直感的に感じ取ったのかと
温厚に見えて、目は冷酷
エド・ハリスに通じる役やらせたらウィドマークが打ってつけじゃん




アガサ・クリスティ作品の映画化が何作あるか数えてないけど
オリエント急行殺人事件の旧作、ナイル殺人事件が、豪華キャストと思う
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E6%80%A5%E8%A1%8C%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6_(1974%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
ポワロ物でなく、ミス・マープル物だが、1980年の‘クリスタル殺人事件’

マリーナ・グレッグ
演 - エリザベス・テイラー
アメリカ人の大女優
ようやく生まれた子に知的疾患があり、それ以来映画から遠ざかっていたが
今回主演で復帰しようとしている

ジェイソン・ラッド
演 - ロック・ハドソン
ハリウッドのハンサムな映画監督
マリーナの夫

ローラ・ブルースター
演 - キム・ノヴァク
アメリカ人のグラマーな女優
マリーナとはジェイソンをめぐって傷害未遂事件を起こした過去がある

実際には仲良しだったという二大BBA女優が、AIDS美男子を巡る、いま思えば面白過ぎる配役だった
この後は
‘ドーバー海峡殺人事件’(1984年)
‘死海殺人事件’(1988年)
スター級いるし要所押さえるものの、微妙なショボサを感じる




オリエント急行、アクロイド殺し、そして誰もいなくなった
謎解きと結末が、クリスティの三大反則作品
映像化はアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督‘悪魔のような女’(1955年)同様、一回こっきり物である
誰でも知ってるミステリー物を再映画化するなら、途中飽きさせないほど、配役に魅力満点が鍵だ
角川映画製作の横溝正史ミステリーにも言える
「バーグマン」「高峰」のように姓だけで誰かわかる大スター性、これ重要よ
山椒は小粒でピリリと辛いというものの

スターの小粒は絵姿ビリビリ破りたいほど、アタシからの評価は辛いんだよ





新作のオリエント急行、原作知っていても1974年映画を知らなければ面白いかも
映画館行く元気とカネが惜しいので、旧作観た誰か確認して来てちょんまげ
正確に言えば
旧作のエレナ・アンドレニイ伯爵夫人
演 - ジャクリーン・ビセット


と比べ、ルーシー・ボイントンなんざ気品に欠ける小便クサイ小娘に決まってるを確認して来てよ




オリエント急行殺人事件ついでに




この事件をきっかけに、複数州にまたがる誘拐犯行は連邦犯罪であり、自治体警察ではなく連邦捜査局管轄と定める「リンドバーグ法」が成立した。アガサ・クリスティの小説『オリエント急行の殺人』の序盤で登場する誘拐事件は本事件を参考にしているとされる。

( Wikipedia:リンドバーグ愛児誘拐事件より引用 )

アタシゃ、ハウプトマンは冤罪と考えてる
アタシ存命中に、この事件と、JFK暗殺と、ヒンターカイフェック事件の真相知るのが不可能なら
リンドバーグ関与説に基づく映画化無理か???
(事件後、夫妻で欧州に渡り、ナチス・ドイツと親しくし、米国とドイツの連合を働きかけた
帰国後は反戦運動に携わるも、ユダヤ系が怒るのは当たり前の話
事件から四半世紀後以降とはいえ、長男が悲惨な最期を遂げながら
3人も非嫡出子こしらえたオッサンなんか信用出来るかっての)

私はアガサ・クリスティ作品が好きで、小説から始まり映画もドラマも観ました。ワクワク・ドキドキしました。

でもNHKで放送していたエルキュール・ポワロのシリーズの最終回には納得がいきませんでした…。あれも反則のひとつのように思います。

2017/12/5(火) 午後 5:20 [ ミー ]


アバター

>>ミーさん
どの作品だったか、作者の明らかにミスを訂正する事無く押し切ったものが?
クリスティ物は途中でネタバレしていても最後まで引っ張る魅力持ってます

D・スーシェ主演のシリーズ最終回は
1943年に執筆し、死後出版のはずが、1975年に発表されたカーテンですね
ポワロ最後の作品を書いた後に何作もという点でも反則と言えますよ

2017/12/5(火) 午後 10:53 mathichen


スポンサーサイト