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「太く短く生きる」の指し示す永遠性

mathichen17

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昨夜フラフラしながらHatenaまで出かけたら
【ベストアクト、、、女優/海外】
たっふぃーさんが、一人の女優の最高演技作品リストを挙げていた




アタシゃ正直、2000年代以降の女優と作品よくわかんないんだけど、悩んだ結果

ラナターナー<郵便配達は二度ベルを鳴らす>
ナタリーウッド<草原の輝き>
エリザベステイラー<バージニアウルフなんか怖くない>
パイパーローリー<キャリー>


以上4名は、「この作品だけの女優」
好演は多いけど、「スター」であって、「女優として魅せたのはこれだけ」というか
ベティディヴィス<何がジェーンに起こったか><偽りの花園>一本に絞れない
のような幅広い演技の「抽斗」を持ってないでしょ

と書いた




「スターであって、女優として魅せたのはこれだけ」は他にも挙げられる?
「スターではないが、この作品だけで女優として魅せた」で挙げるならば
映画初出演ながら史上最年少の21歳でアカデミー主演女優賞、『愛は静けさの中に』のマーリー・マトリンだ
彼女は聴覚障害者で(聴覚障害者特有の口調ながら話すことは出来るので聾唖者とは言えない)、守備範囲が限られるため
その後も女優活動続けているものの例外でしょけど




「スターであって、女優として魅せたのはこれだけ」で他に挙げると
ジェニファージョーンズ<白昼の決闘>、これも入るか
・1943年『聖処女』に主演、アカデミー主演女優賞を受賞
・1949年に映画プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックと再婚し
・夫の元で様々なジャンルの映画に出演、アカデミー賞に4度ノミネートされるなど高い評価を得た
20代前半にしてオスカー女優にしてスターで、しかし最高演技はオスカー受賞後の3年後に訪れる
リタヘイワース<ギルダ>も、そうかしらん
結婚歴5回のうち、2番目の夫が、リタ主演の『上海から来た女』を撮って共演した天才オーソン・ウェルズを見落とすなよ
1970年代に不遇のリタを、とっくの昔に離婚したウェルズが擁護していたのって、ただの綺麗なねーちゃんじゃなかった意味でしょね




ジェニファー、リタを含む、「スターであって、女優として魅せたのはこれだけ」6名
彼女たちは必ずしも「最高演技作品」がまず浮かぶと決まってないね
「最高演技作品」がまず浮かぶ女優で挙げると、アンバクスターイヴの総て
ガラスの仮面で北島マヤを陥れる乙部のりえみたいな役柄が強烈じゃんw
『イヴの総て』では実の所、無名時代のマリリン・モンロー、そして

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【利用出来る喝采そして陰となる舞台裏の総て】

「フィービーを演じたバーバラ・ベイツ、幕切れ場面のインパクトで永遠に残る存在となるも
ベイツ自身のキャリアは、これと実らずじまいに終わった
1967年1月、夫を癌で亡くし、荒廃して行く
彼女は故郷デンバーに戻り、一時は、秘書、歯科助手及び病院の補佐官として働いた
1968年12月、彼女は幼馴染み男性と再婚、しかし精神的荒廃から脱却出来ない
1969年3月18日、再婚数ヶ月目に、母のガレージで、一酸化炭素を用いて命を絶った」

イヴにもイヴが現るっちゅう役回り、しかし端役が、無名女優の最高演技として光るけどね
バーバラ・ベイツが、ハリウッド究極の一発屋だよ




アン・バクスターが「スターにして、この作品だけ」に入らないのは、「女優であって、スターじゃない」、それだけの話
パトリシアニール<ハッド>
リブウルマン<仮面ペルソナ>
リリートムリン<ナッシュビル
タリアシャイアー<ロッキー>
以上4名と同じ話




ん?
昨夜のHatenaコメントに書いたパイパー・ローリー、何処がスターやねんとな?

Piper Laurie(Carrie)

「最高演技作品」が、コレやもんな…
アメリカさんによく見る聖書の訪問押し売り儲からず頭逝ってる系クリスチャンBBA役やからな
後年、デヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』では、糞コトメの鑑やったしな
(年下だが義姉に当たるジョアン・チェンに兄遺産持ってかれ、愛人リチャード・ベイマーとつるんで製材所乗っ取り計画やん)
駄菓子歌詞
元々は、言うなれば「アメリカの丘さとみ
17歳で映画デビューし、美男子トニー・カーティスや未来の合衆国大統領(ロナルド・レーガン)の相手役で人気を博したお姫様女優やで
何か文句ある?
文句ある奴、キャリーのオカンみたいな最期迎えろぉ!




ラナ・ターナー、ナタリー・ウッド、エリザベス・テイラー
この3名については、元々決して上手いと言えない女優だけに、「最高演技作品」が光るかね
ラナいうたら、娘が母親の愛人を刺した醜聞が真っ先に浮かぶぞ
(その愛人が「俺の女に手を出すな」と脅迫した、やはりラナの愛人?が、ショーン・コネリーってw)
ラナの長所を挙げると、事件後開き直って、母物メロドラマの主役としてイメージ転換に成功した点ね
ナット、リズ、この2名は子役と娘役を経て、成人後も成功した共通点を持つ
でも器用じゃないというか、何を演じてもナット、クレオパトラの扮装するリズみたいな印象が強い




映画評論家の双葉十三郎爺さんがナットについて、小賢しさを感じるという評を残している
作品によっては「お嬢ちゃんが背伸びしてるね」の印象受けたらしい

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【輝かしい夏がもたらす、穏やかな秋の実り】

サカリついた猫みたいな婚約魔でもあったナットと真逆の役柄ながら
別に大根じゃないし、エリア・カザン監督の演技指導が良くて「お嬢ちゃん」なりの名演技を見せたんでしょ




「スターにして、この一点だけで記憶に残り続ける」
女優に限らず、それでイイ人多いと考える
バーバラ・ベイツ的末路じゃなければ、一発屋人生も悪くないわよ
むしろ潔い
親の七光りすら光らない坂口杏里がま~だ芸能界に未練タラタラを見よw





逃げた女房にゃ未練は無いガー♪
これだけで、60年近く食えてる模様
TVの懐メロ番組に需要大きいからね
昭和歌謡曲全盛期の一発屋って、老若男女共通的存在であった




眼鏡パンダ秋元何某プロデュースなどと比較してみてよ
おニャン子、AKBといったアイドルが何十年後にも記憶に残るとして、世代限定に近く老若男女共通的存在じゃないと思われる
しかもアイドル単体での記憶であって、子門真人の♪およげ!たいやきくんと様相異なるはず
歌題名を聞いただけで歌手が浮かぶというか、歌曲と歌手が二個一セットというか、そんなの21世紀現在ある?
あるとしてもやはり、世代限定に近いでしょ




オードリー・ヘップバーン=ローマの休日
俳優の名前を聞いただけで浮かぶ映画といった作品が、その俳優の「代表作」と考える
ナタリー・ウッドの場合、=ウエストサイド物語かもしんないけど
記憶に残るポイントが何であれ、「代表作」が1本残せたら、我がキャリアに悔い無しじゃね

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Comments 2

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mathichen17
mathichen  
>>ふうちゃんp4さん

ベルイマンにおけるリヴ・ウルマン、監督と女優共にイマイチ難しい何某です

ほとんどの時代の女優を網羅、これは今の時代難しくないですよ
DVD、衛星放送等、Amazonプライムが揃ってますからね

現在35歳が26歳の時、「俺、吉永小百合と八千草薫はイケるわ」…当人は現役当時の浅田真央好きだけに(・・?
とにかくサユリストは怖く、女神様を安易にイジれま宣言!
乳母様の挙げられる海外女優は「スターにして女優」が多いんじゃないでしょか
「スター」は映画雑誌の表紙飾るタイプじゃないけど唯一無二の輝きを放つというか
現役若手女優の一体何人が、ゴダールのカリーナみいたいな「女神」として君臨出来るやら

余談として
たっふいーさんが、ウチのブログをゴダール的ブログと評しました
「戦前のマレーネ(・ディートリッヒ)、戦後のジャンヌ(・モロー)、令和のマテ姐さん」
三大姐さんにまで挙げられたアタクシって一体???

ふうちゃんp4  

たっふぃーさん、フォロワー大勢のお方らしく、ほとんどの時代の女優を網羅なさって、すごいですね。
恐れをなして、すぐ退散いたしました。
mathichenさんの挙げられた4人もmathichenさんならではの視点で、面白いですね。
ワタクシ、“キャリー”は苦手な映画なので、2度と見たくないですが、あの怪演は確かに特筆に値します。
強烈サポオヤジの多い某吉永小百合さんも、スターだけど…な人ですね。
わたしは「キューポラのある町」が女優としての最高傑作だと思います、というとサポオヤジから怒られるかしら。
結局わたしはスターより印象深い映画に出ていた俳優が好きで、ベルイマンにおけるリヴ・ウルマン、
フェリーニにおけるアニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメ、そして誰も挙げないけど(晩年の力の落ちた作品として評価が低い)
「そして船は行く」のピナ・バウシュ(女優じゃないけど)なども大変好きです。
若い頃は苦手だったけど、ゴダールのアンナ・カリーナもいいなあ。
そして、やっぱりジャンヌ・モローね、この人はどの映画に出ていても好きなのです。
あ、きりがないから帰ります〜
自分のうちで書けばいいのにね…すみません。