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迷宮の扉を開放して断絶から解放される勇気(後篇)

mathichen17

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前篇から続いた




【Adieu…人の世で儚く散るも、終わりの来ない国で黄金の夢を見る】





退場食らったYouTubeの貼り替えが面倒過ぎるため、別口を持って来た
ヴェルディ歌劇ドン・カルロス第五幕より
スペイン王太子妃になるはずが、一足飛びにスペイン王妃となってしまったエリザベート
王子と婚約していたが土壇場で、王子の継母へと変更された形よ




史実のエリザベートは、王太子妃→王妃以外、創作である
スペイン国王フェリペ2世が嫌な親父に描かれる点に
原作の戯曲を書いたフリードリヒ・フォン・シラーの悪意を感じる
アブスブルゴ家、つまりスペイン・ハプスブルク家が舞台だ
ハプスブルク家がシラーにとって、オーストリアの宗家が仇敵みたいな存在だけに当然か




史実のフェリペ2世はね

【迷宮の扉を封印する勇気】

『ハプスブルク家における近親婚』
結婚生活とフェリペ2世の家族
・マリア・マヌエラとの子供
ドン・カルロス(1545年 - 1568年)
・エリザベート・ド・ヴァロワとの子供
イサベル・クララ・エウヘニア(1566年 - 1633年) - オーストリア大公アルブレヒト妃
カタリーナ・ミカエラ(1567年 - 1597年) - サヴォイア公カルロ・エマヌエーレ1世妃
・アナ・デ・アウストリアとの子供
フェルナンド(1571年 - 1578年)
カルロス・ロレンソ(1573年 - 1575年)
ディエゴ・フェリックス(1575年 - 1582年)
フェリペ3世(1578年 - 1621年) - スペイン・ナポリ・シチリア・ポルトガル王
マリア(1580年 - 1583年)
( Wikipedia:『フェリペ2世 (スペイン王)』より引用 )

4回も結婚する羽目に陥った気の毒なおっさんだよ
2回目は、アータ、何の罰ゲーム?恐ろしか血まみれメアリー11個姉さん女房やぞ!
尚、2014年記事には思い違いがあった
「エリザベートだけが、夫と血縁関係持たない王妃だ」
今日よーく調べたら

フェリペ2世と4人の妃との血縁関係

何が何やらながら確かに、繋がってるわ




尤も遠い血筋のようなので、特に問題無い?
問題あるとすれば、数百年前の王族が現代より遥かに血が濃く入り組んでいる点かね




『スペイン・ハプスブルク家、断絶の原因は「近親婚」か 研究結果』
オーストリアの宗家が結婚に関して比較的多く縁組みの選択肢を持っていたに対し
スペインには選択肢少なく、宗家に貰われたり宗家から貰われて来たりする王子や姫君がいた
フェリペ2世の場合
マリア・マヌエラ:父方と母方の二重で繋がる従兄妹
アナ・デ・アウストリア:妹マリアの娘、つまり伯父と姪の叔姪婚
…そりゃアータ、時代を下るにつれ、ケッタイな王子や姫君が産まれもする罠




庶民とて、同じ話と思うぞ
辺境公務員Y子ちゃんの前居住地なんて、「それ、横溝ミステリー的な膿家地帯ちゃうん?」
一つの地域内に分かれる区画それぞれに、A区画の顔、B区画の顔といった特徴が表れているんだって
長男教他いろんな因習が根付いている限り、家は絶えないものの血が淀み…でしょね




と考えれば、選ばれし王侯貴族は、性別無関係に長子継承が理想に尽きる
百歩譲って、男子優先ながら女子継承を認める長子継承ね
現在のスぺイン王室は後者である
男子のみ継承が減った結果、何十年後かの欧州は女王が増える
オランダ、スウェーデン、ベルギーが確定済みだ
スウェーデンは次の次も女王が確定している
男子は無論、女子にも帝王学を幼児期から仕込んどけば、お家安泰というわけっての
世界に散らばる巨大なる一族の面でもね




【悲願には功徳を口説く彼岸】

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>>ミーさん
寺の嫁は、娘いる場合、婿取りが最良と思いますよ

ウチの所も確か、若奥さんが先代住職の娘
中学の友だちは寺の姉妹で(姉の方)、妹が自ら進んで継ぎました

婿は嫁と対照的に、妻実家から三顧の礼で迎えられる面大きいですよね
娘なら、修行要らずで務まり、後継者を産む事も出来
実子に拘らなければ、授からなくても、優秀な第三者を選べますしね

スウェーデン王室が、弟から姉に王大子変更され、次代と次々代は女王確定ですけど
後継者を必要とする家業や王侯貴族は、男子優先でも長子継承が理想と考えています
男系って跡取り自身が子供産めない以上、女系が融通利くからですよ
男系に拘ると、女系の可能性残ってるのに
唯一の男孫を盾にエバる、内部では評判イマイチの次男嫁とか鬱陶しいですし
(上2行のヒント:「長男嫁、ほとんど表に出ない家庭」) 

2018/3/21(水) 午後 5:05 mathichen





ちゃう?

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Comments 2

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mathichen17
mathichen  
>>ふうちゃんp4さん

プリンセス・シシー、オーストリアのエリーザベト皇后が、自分の血の濃さを恐れていたそうです
彼女の実家であるヴィッテルスバッハ家といえば
ルートヴィヒ2世とその弟オットーのように、異常持つ者がしばしば現れましたからね

近親婚も長い間隔を置いて単発的ならそう悪くも無いんでしょけど
二重に従兄妹みたいな組み合わせがアチコチで行われると、徐々に弱りますよ
近親婚一切無しの家系ですら絶える時には絶えますしね

現代の何とか家末裔などの配偶者選びにも、誰でもWelcomeと行かない事情あるでしょう
ヘタに守る物持ってないのが気楽と思いますね

ふうちゃんp4  
No title

うちは夫婦ともに3代遡るのがやっと、という馬の骨。
歴史上の人物の系図を見るのは好きですが。
藤原道長も娘を次々に天皇に嫁がせ、その皇子にまた娘を嫁がせ、栄華を極めましたが、当然のように近親婚のため、やがて皇子が生まれなくなり、御堂関白家の繁栄もそれまで、という。
あのやんごとなきわたりも皆さま血が繋がっておいでです。
そういう高貴な、あるいは伝統を守り続けたりのお家を面白がっている、うちのような馬の骨は呑気でいいな、と思います。