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冷戦と情熱の破片(ドイツ鎮魂歌第3番)

mathichen17

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ベルリンの壁崩壊、東西に分かれていたドイツが…と聞いて思い出す映画は、コレ

1989年10月7日の東ドイツ建国記念日に心臓発作で倒れ昏睡状態に陥った母親が、8ヶ月後に目覚めた
彼女の愛するドイツ民主共和国は、もう存在しない。それを知ったら?
孝行息子、旧東ドイツグッズを東奔西走して探し出そうとするものの…

この映画以来、それまで肯定的であったドイツ統一に疑問が投げかけられたのですな
そりゃそうでしょ。統一ったって、西が東を吸収しちゃったんだから
孝行息子が見つけようとする旧東製法ピクルスを駆逐したん、西側の大量生産品やろが。それ忘れ懐かしむ?

映画には、イタリアW杯の様子がチラホラ
旧東国民は聞くところによれば、かねてよりこっそり西ドイツ代表を応援していたそうな
西ドイツW杯で実現した最初で最後の東西対決で西が負けた時は、内心ガッカリ
堂々と応援出来る1990年も、応援した?

応援した人もいるでしょうが、少なからぬ数の人々は違ったようです
統一とは名ばかり、早くも夢破れた、そんな人たちは、代表でなく、クラブチームへ
商業主義的ブンデスでなく、おらが町の貧乏クラブへ
ド貧乏でも、地域リーグで細々とでも、自分たちの『アイデンティティー』がある。そう信じて

‘ブリキの太鼓’を書いたギュンター・グラスはこう言いました
「ドイツは文化共同体としてのみ統一を持つべきだ」
政治や経済のみならず、サッカーでも、停滞・迷走を見せた後では、先見の明があったとしか
グラスはまた、「ドイツ統一がヨーロッパに危機を招く」みたいな発言もしたはずですが、
ドイツの持つ歴史や影響力を考えたら、これまた…自助努力がなされない限りは安心出来ない

一応の平和は、あくまで一応
二度と同じ過ちを繰り返さぬためには、多少の傷や痛みを覚悟で…

神よ、ドイツに守護を!


この映画、好きですね~日本で報道され、イメージしていた東西統一とは違う、複雑かつもっと痛い面がよくわかりましたし、家族のドラマとしても良く描けています。
ついでに、「ブリキの太鼓」も好き。小説も映画も。

しかし、人間というものは、一応の平和しか持てないのではないか、と悲観的に思います。 

2009/6/7(日) 午前 8:22 ふうちゃんP4 


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>>ふうちゃんP4さん
ドイツ国内でも目からウロコ、それだけに一過性に終わらせて欲しくないんです
東西地区の格差は半端じゃなく、ネオナチ問題に繋がっています
比較的小さめのトラブルを根気強く解決の努力をすれば、一応の平和でも良しなんですが

‘ブリキの太鼓’、映画はD・ベンネントがいたからこそ実現したんですよね
彼はその後少し成長したものの、少年合唱団員並み身長に終わったようで(^_^;) 

2009/6/8(月) 午前 0:35 mathichen


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