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聖金曜日の音楽~共苦を味わい、救済の重みを悟りゆく~

mathichen17

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ん?今日、2014年4月18日が、今年の聖金曜日じゃないの?
聖金曜日は復活祭に合わせて移動するが、最も早い場合で3月20日、遅い場合だと4月23日になる
2014年の復活祭はと…4月20日。-2日。今日がやっぱ、聖金曜日となる
 
 
 

 
 
 
 
 
♪聖金曜日の音楽YouTube、2009年にもペタリしたような…ま、エエわ
余計な事考えず安心して観たい時には、絵本みたいなオットー・シェンク演出が一番よ
綺麗なおねえさんは大好きですよね?オンナだって、当ったりめえの話に決まってるだろぉ
要するに、ヴァルトラウト・マイアーおねえさんが観たくなったまで~
「40歳になれば40代の楽しみがあり、50歳になっても同じでしょ」
アンチエージングとやら、地球の重力に逆らうが如き見苦しい世俗とはエライ差のお言葉
美女の余裕?大人AKBなどと、主婦が何さらしとるか、子供に飯作るのが仕事だがわからん国にはわからん
女は揺り籠から墓場までオンナであ~るのも事実、それは才色兼備か、天才以上の天才に限る
マイアーおねえさんは、1956年生まれ、現在ではもう還暦手前、それがどーした
60歳になってもさぞかし妖艶と、いまから楽しみね
というより、20年近く前、バイロイトでイゾルデ歌ってる最中、客席にいた恋敵から嫌がらせされたって
どちらがドロボー猫で、一体誰だよ?絶世の美女に惚れて貰える果報者野郎は、それがいまだに気になる~
 
 
 
 
…マジメに記事書くワケねえじゃん。普段が真面目なんだから、ブログで気分転換させてよ
 
 
 
 
一応は真面目に書くと
 
 
 
 
マイアーが魔性の女クンドリ歌うCD、映像、何種類あるの?
あまりにも多過ぎて、最近わかんなくなってきた
 

 
CDで好きなのは、バイロイト・デビュー当時の1984年のEMI盤
サインは、1997年11月16日、ベルリン・シュターツカペレ演奏会形式♪パルシファル終演後に貰った
ベルリン国立歌劇場レーザ-ディスクを大阪から東京まで持ってくの面倒だったと書いといて
横に見えるCD?エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団によるバルトーク♪青髭公の城
筑紫哲也としか思えん親父が、ファルク・シュトルックマン見て
「う~ん、彼は男前だよね。いやァ本当、イイ男だ」と同意を求め
「そーですね。頭薄いですけど」とフォローしておいた、その直前に貰ったサインよ
論より証拠に並べたまで~
 
 
 
 
本題へ戻ると
 
 
 
 
レジナルド・グッドール指揮ウェルシュ・ナショナル・オペラ演奏
題名役のウォーレン・エルスワース、この人、1987年のベルリン・ドイツ・オペラ日本公演参加したはず
♪ニーベルングの指環全曲日本初演、♪ワルキューレのジークムントを
ジークフリート・イェルザレムだったか、とにかく誰かの裏キャストだっけか、当時の若手歌手であった
数年後にAIDSで亡くなったとはご愁傷様でした
やはり裏キャストでヴォータン歌ったはずの、グルネマンツ役のドナルド・マッキンタイアは健在なのにね~
 
 
 
 
グッドールいうたら、クナッパーツブッシュ、クライバー、クレンペラーなどドイツの巨匠たちの副指揮者を務め
優れたワーグナー歌手たちを育てた英国人指揮者ながら
周囲の無理解から冷遇され、引退寸前が、66才にしてようやくワーグナー指揮者として成功という遅咲きの花
キャリアも遅けりゃ、テンポも遅くて
いくつかワーグナー全曲CD持ってるけど、聴くたび居眠ってしまう
性懲りもなく再聴する所見ると、何故か魔力感じるという事よ
静謐さが漂うのだけは断言出来る
歌手はマイアー以外英語圏出身の、全体的に地味でも、一聴の価値はあるとお勧めする
 
 
 
 
何?少しは真面目に書く気持つなら、♪パルシファルの作品解釈してみろ?
脱線し、オチはつけるが、昨夏にFC2別館に書いた内容を引用と編集すると
 
 
 
 
 
解釈について

『パルジファル』の題材となった聖杯伝説は、キリスト教に基づく伝説である。だが、『パルジファル』は、誘惑に負けたアンフォルタスの救済が、単に純潔というだけでは達成されず、共に苦しんで知を得る愚者によってなされる、という「神託」の実現が物語の中核をなしており、キリスト教的というより、むしろ独自の宗教色を示しているといえる。

本作に登場する聖杯騎士団やクンドリやクリングゾル、聖杯(グラール)と聖槍(ロンギヌスの槍)など各モチーフについても、多義的な象徴性を持っていて、さまざまな解釈がある。とくに、最後を締めくくる「救済者に救済を!」という言葉は逆説的で、議論・研究の的ともなってきた。具体的には、本作で救済されるのは、アンフォルタスとクンドリ、それに聖騎士団ということになろうが、アンフォルタスらは聖杯の「守護者」ではあっても「救済者」とはいえない。では「救済者」とは、彼らを救済したパルジファルのことであろうか、それとも、イエスその人であろうか、はたまた作曲者のワーグナー自身であろうか、といった様々な解釈が考えられる。また、「救済」そのものについても、各種の説がある。例えば、救済ですべてが解決するのではなく、救済者もまたいずれ救済を必要とするようになるという「運命論」的考え方もある。

ワーグナーは、キリスト教の起源はインドにあり、この純粋な「共苦」(Mitleid)の宗教をユダヤ教が「接ぎ木」をして歪めたという問題意識を持っていた。 後にハルムート・ツェリンスキーは制作当時の彼の書簡や日記を丹念に分析し、この「救済者」とはキリスト(教)のことであり、救済とはキリスト教に加味された不純なユダヤ的要素を祓い清めることを意味していた、と結論づけた。 いずれにせよ、音楽、文学、神話、宗教、哲学、民族などについての幅広いワーグナーの思索活動が、広範で多層的な解釈を呼び起こしているのである。
 
( Wikipedia:『パルジファル』より引用 )
 

 


日本ワーグナー協会会員によれば
協会では、ワーグナーは、♪パルシファル完成後、筆を折り、次の作品考えていなかったとの意見多いとの事
若い頃バラモン教に題を取った構想を練っていたが、舞台作品とするには無理が多く断念したを思うと
キリスト教の浄化に取り憑かれていたワーグナーであるが
(ユダヤ系の養父が実父の可能性あるから、自分の中に流れる『ユダヤ性』を否定したかった?)
作品の異教的な要素の中に、バラモン教も取り入れた?とすれば、やっぱ最後にと決めた作品かしらん




それにしても、難解過ぎる




パルシファルが聖杯城に迷い込むのは、時間軸を無視すれば
クンドリ、アンフォルタスの救済求める魂が引き寄せた=罪深い父母が、純潔な息子による救済を必要とした
という解釈が成り立つんだけど
クンドリとアンフォルタスの関係について、ワーグナーは留保条件付きで、『アダムとイヴ』と見ており
つまり、創世記、『原罪』の要素まで取り入れたわけ?とすれば、終幕後、聖杯城という名のエデンの園出る?
だったら、死を迎えない事になるクンドリは?
やがてパルシファルと共に聖杯城に舞い戻り、ローエングリンの母親かよ?




…ますます複雑怪奇になってきた~
当方は何しろ、コレで案外と単細胞なもんだから…




Parsifal "Amfortas! die Wunde" Nikolai Schukoff
第二幕、パルシファル覚醒の場面
クンドリと「さあ♪☆」の瞬間、脇腹に痛みを感じ、アンフォルタスの傷に気づいちゃうのよ
で、魔性の女クンドリを避けるんだけど
昔々、ワーグナー師匠格とね
「生まれてこの方、ナニもやってない奴に一体、ナニかやっての苦悩が理解出来るのかよ
アンフォルタスと兄弟になってから、エラソーな物言え~」




…当方がパルシファル解釈やる苦悩、おわかり?
 
 
 

最後に、YouTube視聴環境にあれば、オランダくんだりでの演奏会形式も聴けるんだねペタリ
Radio Filharmonisch Orkest
Groot Omroepkoor
Mannen van het Staatskoor 'Latvija'
Jaap van Zweden dirigent
Eberhard Friedrich koordirigent
以上、指揮者とオケと合唱団。以下が、歌手陣
Falk Struckmann bas-bariton
Ante Jerkunica bas
Robert Holl bas
Klaus Florian Vogt tenor
Krister St.Hill bariton
Katarina Dalayman sopraan
Brenden Gunnell tenor
Thilo Dahlmann bas-bariton
Julia Westendorp sopraan
C?cile van de Sant mezzosopraan
Jeroen de Vaal tenor
Pascal Pittie tenor
Anna Stephany mezzosopraan
Martina R?ping sopraan
Victoria Joyce sopraan
Silvia V?zquez sopraan
Ute Ziemer sopraan
Barbara Kozelj mezzosopraan
公家さんみたいなノッペリ声、草食声の、クラウス・フローリアン・フォークト好かん~
他は皆イイ。ただしクンドリだけは、マイアーおねえさんで一度視聴すると、雑念だらけが難が玉にキズ
美女はどうやっても、罪深いのね
美女でなく、天才以上の天才、それがmathichenさんの救済だわ
当記事書いた本人自身に難解で意味不明以上に、閲覧者にとっては魔性のオンナという噂?
同情するなら、ネタ作りを一緒に悩んでくれ、推稿と編集を手伝う、男前に限るが救世主いるか?
パルシファル幕切れの「救世主に、救済を」以上に、答の無い質問だね…
 
 
 
 
(追記)
♪パルシファル聴いた後には、♪さまよえるオランダ人へ戻り、ワーグナー再聴ツィクルス開幕、どお?
 
 
 
 
以下の画像は、英国のバス歌手ジョン・トムリンソンの歌う、2003年バイロイト音楽祭舞台写真
手紙の消印が、2003年7月25日、つまり音楽祭初日なので、総稽古時に撮影したものでしょうな
何にせよ、バイロイト音楽祭公式写真であり、一般人には貴重ざます
 
 
 
 
 

John Tomlinson sings 'Die Frist ist um' from Richard Wagner's 'Der fliegende Holländer'
Adrienne Dugger, Senta
Endrik Wottrich, Erik
Jaakko Ryhänen, Daland
Uta Priew, Mary
Norbert Ernst, Steuermann
以上、共演歌手陣。以下が、指揮者とオケと合唱団
Marc Albrecht (c)
Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele
Bayreuther Festspiele, 25 July 2006

ファルク・シュトルックマン、最強ですね。素晴らしいです。でも、かなり恰幅よくなりましたですねぇ。2008年のウィーンの映像(ハンス・ザックス)ではここまでの腹回りを感じさせませんが… 衣裳のせいでしょうか。 いやぁ、でも本当に彼の演奏で聴きたかったものです。これでマイヤーなら夢のようですね。

でも、東京でフォークトのワルターの実演聴かれてもイマイチだったとは、もったいない話しですねぇ。私も行きたかったですが、夏にザルツブルクでのマイスタージンガー観る予定があったため、パスした次第です。こちらはロベルト・ザッカのワルターで、毒にも薬にもならず。フォークトだったらよかったのに、とどれだけ思ったかわかりません。好みは様々ですね…

2014/4/19(土) 午前 0:26[ grunerwald ]


いやー、ワーグナーは、難しいわ。
いつの日かチャレンジする日がくるのだろーか?
ちょい前に、NHKで「ワーグナーと私」とかいう
イギリスのドキュメンタリー番組やってたけどみた?
けっこう面白かったんだよ。

2014/4/19(土) 午後 1:00[ dokomade ]


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>>grunerwaldさん
文字数制限に引っかかるので、まず記事題名とURLだけ貼りますね

【秋は旅情を誘う季節】
http://blogs.yahoo.co.jp/borussiamagdala/22409512.html

【ウィーン名物料理のカツレツ食べたい】
http://blogs.yahoo.co.jp/borussiamagdala/23931781.html

【天才以上の天才の親は神さんなのです。よね】
http://blogs.yahoo.co.jp/borussiamagdala/23940663.html

シュトルックマンのYouTube検索結果
https://www.youtube.com/results?search_query=falk+struckmann

2014/4/19(土) 午後 6:20mathichen


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上から続きました

元々は、トムリンソンのファンで、無論いまでもファンですけど
1997年、彼のヴォータン聴くため、マイアーのジークリンデ諦めるか悩んでる頃
そういう夜に限って、夢にシュトルックマン現れたって何なんでしょうね(笑)
2008年の靴屋、初日の録音では、まずまずの出来で終わる直前にコケて気の毒でしたよ
いまの恰幅良さはスカルピア映像で大爆笑以来
靴屋デビュー当時の1998年から考えてる意味不明な「ベックメッサー似合う」
ますますもって観たくなってます
ちなみに、ローエングリンでは現在、ハインリヒ王を歌ってますね

ザッカの声だと、ダーヴィトが似合うんじゃないですか
フォークトも数年前、英国Opera誌のバイロイト評に書かれました
当時よりは東京でのヴァルターが格段に良いものの
トーマスやコロのような力強さ兼ね備えてるのが好みなので
声が綺麗過ぎる印象が勝り、途中でイライラしてしまう次第なんです

2014/4/19(土) 午後 6:27mathichen


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>>dokomadeさん
パルシファルが難解過ぎる、他の作品で、一幕ずつ挑むのは?
「ワーグナーでも、綺麗な音楽書けるんやな~」のワルキューレ第一幕、どお?

マイアーおねえさんがボローニャ歌劇場日本公演参加した1998年頃
ドイツ物とイタリア物の性格の違いについて、思考の流れが異なるを挙げ
同じ「アンタ好きやねん」でも、イタリア人はま~単細胞なのに対し
ドイツ人は「好き」の中にいくつもの感情が交錯してるみたいに話してましたわ
ドイツ人やドイツ語の特性を理解出来るか否か
その辺もワーグナー聴けるか否かに関係ありますかね

2014/4/19(土) 午後 6:41mathichen


バイロイトから5年越しの返礼を送ってくれるなんて、律儀な歌手ですね。結局97年はJ・トムリンソン、02年はシュトルクマン、両方聴けたわけで正解でしたね。私は97年は迷わずマイヤー=シュトルクマン組でした。
ダーヴィトと言うと… やはりこの役はペーター・シュライヤーの全盛期が凄いですね。この時はペーター・ゾーンと言う若手でしたが、ソフトで丁寧で、今後役によっては有望性を感じました。何よりも、ゲオルグ・ツェッペンフェルトと言うバスの若手が聴きものでした。まだDVD発売されてませんが、挑戦的なヘアハイムながら、保守派も何とか黙っていられる程度に仕上げているのではないでしょうか?

http://blogs.yahoo.co.jp/ritsuo530/62170928.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ritsuo530/62174273.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ritsuo530/62175813.html
2013 Salzburg Meistersinger 公式プロモ
http://youtu.be/k_n0c

2014/4/19(土) 午後 10:06[ grunerwald ]


上の動画アドレス、切れてしまいました↓(1分程度です…)

http://youtu.be/k_n0cLYfvCY

それにしても、ボータがBUTAとは、さすがに大阪人らしい単刀直入さで恐れ入ります(笑)演技も気がきかなさそうですが、歌だけは安心して聴いていられます。かなりのチームで精いっぱいサポートしているんでしょうねぇ、きっと。

2014/4/19(土) 午後 10:14[ grunerwald ]


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>>grunerwaldさん
記事に、祝祭劇場を描いた切手ペタリ封筒画像他を貼りました(笑)
オランダ人歌うトムリンソンは正直な話、本来バスだけに、時期が遅過ぎました
シャンドスのOPERA IN ENGLISHシリーズに全曲録音してますが
(ゼンタは、主要歌劇場で頭角現し始めた当時のニーナ・シュテンメ)
指環では、音域低いさすらい人が一番良くて、ライン黄金では高音域が苦しかったですから
1946年生まれなら、東京でヴォータン歌った50歳過ぎが限度だと思います
「これ逃したら」の年齢的な理由も、1997年にシュトルックマン選ばなかった一つですよ

2014/4/20(日) 午前 3:34mathichen


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上から続きました

シュライヤーも苦手なんですけど、ダーヴィトは本当巧いですね
ヴォルフガング演出で歌ったグレアム・クラーク、彼はスコットランド人で
ドイツ人であるイェルザレムに、ドイツ芸術とは何ぞやを教える場面が辛かったとの事
この役は、ドイツ人が歌うのが、歌手にとって楽らしいですよ

ヘアハイム演出は多分、カタリーナ演出よりは我慢出来るんじゃないですか~
それくらい、現代演出は複雑怪奇という意味なんですが

ボータは、1994年のベルリン・コーミッシェ・オーパー日本公演に参加し
裏キャストながら、ミーリッツ演出の道化師を歌ってます
KOBはムジークテアターの先駆を考えると、それほど不器用ではないでしょう
ドイツ物とイタリア物両方に強い、良い歌手だと思いますよ

2014/4/20(日) 午前 3:36mathichen


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