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栄華の行方が走馬灯の如く駆け巡るTHE END

mathichen17

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いつの間にやら欧州CL再開したけど、フットボール気分じゃねえや
人間いつお呼びかかるかしれん宿命背負う
第87回授賞式を日本時間の23日に控えるアカデミー賞に関する備忘録させといて




【真実の行方は、永遠に時の彼方へ】(2011年2月25日) 
「80年を越える歴史を持つだけあって、アカデミー賞受賞式には人間模様いろいろ」
エリア・カザン監督騒動の起きた第71回(1998年度)が強烈ね




1952年、アメリカ下院非米活動委員会によって、元共産党員であるカザンも共産主義者の嫌疑がかけられた
カザンはこれを否定するために司法取引し、共産主義疑惑のある友人の名前を同委員会に表した
「個人的には、カザンの司法取引は、人の何倍も大きい人生破滅への恐怖心からだと思います
イスタンブールのユダヤ系ギリシア人家庭生まれ
WASP(白人・アングロサクソン・プロテスタント)がまだまだ支配階級として君臨していた1950年代米国
トルコ・ユダヤ・ギリシャに共産主義と重ね合わせたら?」
真実の行方がどうあれ、授賞式で何一つ弁明せず、墓場まで持って行ったのは賢明
アカがシロであったって、偽りの告発が、何人もの人生を破滅させた真実に変わりない
自分の名誉回復された所で、友人の名誉毀損に於いてはクロ
自分で自分の人生に呪いをかけ呪い返しされたようなもの




呪いといえば、『オスカーの呪い』




2011年、米・カナダ大学の調査統計発表によると、「主演女優賞を受賞した女優は離婚率が高まる」
お暇ならコチラに来てよね、アタシいちいち引用するの面倒なのぉ♪




「アンタとは格が違うのよね」、ウザイ亭主を遠慮なくお払い箱したい女優は、喉から手が出るほど受賞祈願?
リース・ウィザースプーンがライアン・フィリップを、シャクレた顎でお払い箱したのは容易に想像つくわ
甲斐性無し亭主といったってさ、スカーレット・オハラもどき南部淑女落ちこぼれに言われたかねえだろ
「教会行くまで妊娠なんて考えられな~い」と言いながら、同棲し、デキ婚したの、誰よ?
若い女優見るたび、相手の事情構わず「子供生んじゃいなよ♪☆」、無神経極まるカネ持ち小娘だったしな
ま、ラブコメ女王も昔話、人柄は良いメグ・ライアン以下の没落あるのみ、就活至難婆と化す日は近い




大方の×持ち主演女優賞とて、亭主を軽んじなくたってウカウカしとれなかったと邪推する
「同業(映画製作側、エージェント関係含む)でない亭主が利害関係少なく済む」
例を挙げると、彫刻家と結婚したメリル・ストリープを思えば
スター女優を嫁に持つ地味な同業亭主は、「オレの内助の功忘れおって…」と女々しくなっちまうわな
「家の中に男が二人いるようなものでした」
大原麗子と離婚した時の森進一の言葉が真実味を増す今日この頃である




メリル・ストリープは無名当時、俳優ジョン・カザールと同棲していた
カザールは1978年、癌による42歳での早世前、看病するメリルに
「俺が死んでも独りで過ごさず、良い人と結婚してくれ。そして、アカデミー賞受賞出来る女優になってくれ」
彫刻家との間に4人の子供をもうけ、離婚のりも聞かず、主演と助演合わせて3回オスカー像を手にした
何人の男と何回くっついたり離れたりのネタで食う同業者が逆立ちしても無理な、ホンマ出来たエエ女や




ところで、カザールといえば、‘ゴッドファーザー’の気弱な次兄フレド・コルレオーネ
弟マイケル・コルレオーネ役のアル・パチーノとは、10代の頃からの良き友人関係を築いていた
パチーノといえば、第65回(1992年度)主演男優賞を受賞(対象作品は、‘セント・オブ・ウーマン/夢の香り’)
第46回(1973年度)、‘セルピコ’でのノミネート時、授賞式の間トイレ我慢し続け
「立ったら、惨劇。神様お願い。受賞させないで~」と祈ったら、ジャック・レモンが受賞し、救われた
という経験値を持っているから、今度はトイレ行かんでも済む意気込みで臨んだ?甲斐あったね




もっとも栄華の特典が、「最高級レストラン特等席に誘導される」「世界中から届く出演依頼の数々」
受賞効果も、とうの昔に大物級には日常生活の一部であり、キャリア左右するは無い




パチーノの主演男優賞と同年の助演男優賞、‘許されざる者’のジーン・ハックマンが
その21年前、‘フレンチ・コネクション’で第44回(1971年度)主演男優賞受賞したものの
最有力候補の‘ホスピタル’主演男優が、前年受賞拒否したパットン将軍、ジョージ・C・スコットであり
「賞くれてやってもどうせ式に来ない。盛り下がる。他ので行け」、つまりハックマンにすれば棚ボタなので
まだスター級でなかった頃とあって、出演料高騰などのトバッチリも請け負ったそうな
一時は断った作品がことごとくヒットし、自分の選んだ作品は興行惨敗した、これもまたオスカーの呪い!?




人の噂も75日どころか、授賞式から2週間ほどの受賞効果
新人や中途半端な中堅の受賞が、人生左右されやすいせいらしく
ジャンキー婆と化した、9歳での助演女優賞受賞、史上最年少受賞者のテータム・オニールを思い起こせ
いやテータムちゃんの場合、悪童親父、娘へのセクハラ暴露されたライアン・オニールが元凶は置いといて
苦節ウン十年の身に余る栄華だと、その後の人生みじかくも美しく燃えが、映画の都の実像であろう






1932年、大恐慌時代のアメリカ西部・ハリウッドに程近い海岸のダンスホールで賞金のかかったダンス・マラソン大会がプロモーター・ロッキーの主催のもと、開催される。それは1時間50分踊って、10分休憩し、昼夜ぶっ通しで踊り続け、最後に残った者に賞金が与えられるという、過酷なものであった。

しかし、その催し物は金目あての大衆に大人気だった。必死に踊り続けるのは、老水兵や身重の女、スター志願の女優など様々であった。そんな中、ロバートとグロリアはなりゆきでパートナーを組むことになる。

大会は次第に悲惨な様相を呈してくるが、主催者や観客は狂ったように出場者を煽る。脱落者が続々と出る中、ロバートとグロリアはヘトヘトになりながらも踊り続けるが、ここでロッキーから、結婚式を挙げれば1000ドルの報酬を出すという話が持ち上がる。しかしそれは、優勝したとしても、賞金から諸経費を引かれてたいした金額にならない事が分かる。これで2人の精神状態はついに限界に達し、思わぬ結末が…。

( Wikipedia:ひとりぼっちの青春より引用 )





ダンス・マラソン進行役を演じたのが、ギグ・ヤング(1913年11月4日 - 1978年10月19日)
私生活では5回結婚し、2回目が、TV‘奥さまは魔女’のサマンサ役エリザベス・モンゴメリー
最後の夫人は、亡くなる3週間前に結婚したばかりの、香港で知り合った31歳のドイツ人女性キム・シュミットで
このキムと揃って、マンハッタンの自宅で遺体となって発見された
妻を射殺した後に自ら命を絶ったと見られるが、動機などは不明のままながら




高校在学中から演技に興味を持ち始め、舞台を経て、ワーナー・ブラザーズと契約を結んだ
第42回(1969年度)アカデミー助演男優賞を受賞し、「これで俺もようやく、大役に恵まれる」
しかし現実は厳しく、相変わらず脇役暮らしが続いた
こう言ったら大好きなブルース・リーにヌンチャクでシバキ回される覚悟で書くと
「ヤング最後の出演作、日本ではヒットしたが、世界的にはそれほどのヒットにはならなかった‘死亡遊戯’」
端くれとはいえオスカー俳優が、1970年代の香港映画出演するほどまで、キャリア浮かばれなかった




何かね、‘ひとりぼっちの青春’に描かれるダンス・マラソンの世界が、ハリウッドの縮図に見える
「海中のマグロ、土中のモグラ、止まったら死んでしまう」
死なないために踊るが、踊り続けるにも限界があり、死んだり何処かへ消え去ったりする
「スターが映画会社と専属契約していた時代には、イメージや体重に合わせた衣装が用意されていた」
これで心身壊すまでの薬物中毒に陥ったのが、‘オズの魔法使い’のドロシー
ジュディ・ガーランドがもう子役と言えない16歳の娘になっており、しかも身体が早熟にして肥満体質のせいで
会社は現代なら絶対、児童虐待で訴えられる、水飲ませるが物食べさせない減量させたと、何とも恐ろしい話
似た話は他にもゾロゾロ聞かれ、その中で何人が、演技人生全う出来たんだろうね




ジュディのような、波乱万丈でも最晩年までキャリア続けば、まだいい
自ら命絶っても、HOLLYWOODHILSから飛び降りてニュースになり後世に残れば、あの世での慰めになる
「誰やねん?」のまま人知れず消える者、いや、知名度それなり以上のものでさえ、末路は
ケリつけるのが、馬自身、馬で儲けた者や組織、馬を誉めそやし飽きたらポイの大衆を問わず
「彼らが、(廃)馬を撃つものでしょ?」
They Shoot Horses, Don't They? (1969) - Opening Titles/Music

なんかまた、一気に読んだ。
ハリウッドもみんな厳しいなあ…!
凄いのはわかってはいたけど、スゴいんやなあ!
現在のバリバリのスターなんかも、精神は大丈夫かいな?

2015/2/20(金) 午後 11:01 [ baldman ]


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>>bald manさん
AKB全員初期段階で落とされる480%の、♪コーラス・ラインご存知?
https://www.youtube.com/watch?v=9iYr2vQULrI

ハリウッド女優の夢破れ、端役でも踊りたい主役級ダンサーも登場します
他の応募者は、端役得るために何年も当落繰り返す、まァ永遠のその他大勢です

そこまで必死こいて踊り続けても
アキレス腱切るんだったか、そんな男性ダンサーの場面あったように
不測の事態とはいえ人生棒に振る者まで少なくないだけに
だからこそ並々ならぬ情熱求められるといいますか
半世紀ちょい前、米国の著名な演出家に「ガッツ持つ」と評価された日本女性ダンサーとて
いま何やってるんだ?ですからね

下へ続く

2015/2/22(日) 午後 4:33 mathichen


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上から続いた

「一部を除き、スターとて自動的に出演決まると限らず、スクリーンテスト受ける」
「A・パチーノでさえ、‘アマデウス’のサリエリ役テスト受けて落選」
という具合に、ハリウッドだって、コーラス・ラインの世界
現役スターだって、役作りのため、体型変幻自在の用意持つでしょ

所属事務所に頼らず、自ら積極的に国内外のオーディションを受けに行く菊地凛子が
米国映画‘バベル’出演得るまで1年以上のテストが話題になったですけど
そんなもの欧米では当たり前の話で、プロの仕事の一つ、美談になりません
NHKのマッサンに出てる子の場合、米国ではほとんど無名なので
帰国後はまた、オーディション巡りの日々が待ってます
日本での経歴なんて米国では数のうちに入らないから
ステップアップ度外視して演技に賭ける子だと思います

ハリウッド『も』厳しいじゃなくて、ハリウッド『が』厳しいと言えますね

2015/2/22(日) 午後 4:39 mathichen


フーン、、、、
そうなんだ。
なんとも、解らん!
日本も厳しいとは思うが、夢を追う人たちは、ただ、ただ、突き進むんやなあ…!
俺には無理やな。
別に楽な方へだけとは言わないが、
そこまで、夢には向かえないわ(/´△`\)

2015/2/22(日) 午後 9:43 [ baldman ]


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>>bald manさん
日本にも、第一線とその他大勢の構造社会あるけど
元々が階級社会である欧米はさらに複雑な構造で
今日成功したって、明日には転落かもの、All or nothing、天国と地獄の差だろうから
人生賭けてみる価値大きいんじゃないですかね
賭けるか否かは、「夢も希望もある」と「夢はあるけど希望が無い」、その差でしょ

2015/2/24(火) 午前 5:20 mathichen


「主演女優賞を受賞した女優は離婚率が高まる」・・・確かに!でもトリビアでした(笑)

ジュディは最初は「太らない」「太りたくない」ダイエットから薬物中毒に陥ったのかな

オードリー・ヘップバーンも太らないために(契約で身体のサイズが決まっているため)ヘビースモーカーだったみたいですよね・・

2016/11/21(月) 午後 8:38 ベベ


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>>ベベさん
https://www.youtube.com/watch?v=2y4K_Xc7-JU
主演女優賞受賞作で共演した、当時同棲中の彼から授与される感動的な場面ですが
その後、何でも彼女の受賞が原因で、上手く行かなくなり、別れたとの事
「自分は何年もかかっての主演男優賞なのに、彼女が初出演作でとは面白くない」
我の強い者多い世界なら、当然といえば当然過ぎる話でしょうね

周囲(所属するMGMなど)から何種類かの薬物を乱用され、発狂状態に陥ったりした
ジュディは恐らく、いろいろな重圧抱えていた所を他人の思惑でズタズタにと見ています

オードリーの場合、自前TB記事を参照どーぞ
食べても厳しい、食べなくても厳しい
バレエはハリウッド以上に怖い世界と言えますよ

2016/11/22(火) 午前 2:02 mathichen


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