戦場を知る者だけが贖罪と赦し与奪の権を持つ
この間、無料占いをいくつか遊んでみた
ある占いでは、アタシゃ「エンジェルスサイン:殉教者。デビルスサイン:背教者」を生まれ持つんですと
当所玄関口の
天使の顔した悪魔、汝の名はオンナだけあるってか???
殉教者と背教者、どちらも一人の者に当てはまる
例えば、16世紀欧州に於ける宗教改革での弾圧
プロテスタントにすれば、自分たちは殉教者
カトリックから見れば、プロテスタントは背教者
ちゃいますかね
「何百年、抗議(Protest)やっとるねん~」、個人的な感想は置いといて
先月、乳母様が、目黒カトリック教会での【アンサンブル・カペラ「ビクトリアの聖母のミサ」】という記事をUP
乳母様、大阪来られる時、玉造教会行かれるのどーでしょか?
http://www.tamatsukuri-catholic.com/
某カトリック信徒に「行って来い」言うてるのに行かんため、どんなんか知らんですが
敷地が細川大名家の屋敷跡という由縁もあって
大聖堂内内陣左側には細川ガラシャを描いた画が観られるはずですよ
ガラシャ夫人自体は、外行く機会ほとんど無かったため
掘っ立て小屋みたいな教会に一度だけで、洗礼も侍女が代わりに受けたといいます
現在の立派な教会を目にしたら、どう映るでしょうね
記憶違いあるかと改めて調べると
「ガラシャ夫人は明智光秀の娘で、本能寺の変以降、細川家から見れば逆臣の娘となる
幽閉状態に置かれており、夫人は侍女数人に囲まれて身を隠しつつ教会に行った
明晰かつ果敢な判断が出来ると見られるも
身元不明、しかしながら身なりなどから高い身分である事が察せられたので
その場で洗礼を受ける事を望んだが、洗礼は見合わされた
細川邸の者に見つかって連れ帰られる際、教会側が尾行、身分が知れ
後に、侍女たち自身が洗礼を受け、侍女の一人から夫人も洗礼を受けた」
下に続く
上から続いた
こんなん見つけましたペタリ
『ドン・チマッティ (Don Cimatti) :オペラ「細川ガラシア (ガラシャ) 」より第1幕その1
(小栗克裕 (Katsuhiro Oguri) 補作・管弦楽編曲)』
https://www.youtube.com/watch?v=WvXZVuV7f2I
ガラシャ夫人の改宗の様子は、当時日本に滞在中のイエズス会宣教師たちにより
本国に報告され、欧州に広まり、戯曲にもなってます
ハプスブルク家の姫君たちに特に好まれたとされますが
史実の旦那さんは妻亡き後、教会葬を依頼して葬儀にも参列したので
戯曲では暴君に描かれるのはカワイソですけど
殉教という要素が人々の心に響いたんでしょうね
ほとんど独学状態で信仰に励み、気位が高く怒りやすい性格が謙虚で忍耐強く穏やかに
これぞ、Gratia(恩寵・神の恵み)?
殿様らしく、引退後は主に陶芸家・茶人として活動する元総理大臣、ガラシャ夫人の血筋じゃないそうねは置き
「我が夫が命じている通り自分だけが死にたい」
「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
その後、家老の小笠原秀清(少斎)がガラシャ夫人を介錯し
ガラシャ夫人の遺体が残らぬように屋敷に爆薬を仕掛け火を点けて自刃した
…壮絶な最期であるものの、考えようによっちゃ、自分の最期をどう迎えるか選べた幸福な御方ですよ
大賢者Wikipedia様『キリスト教の殉教者』を覗いてご覧なさい
洋の東西問わず、どんだけ壮絶通り越して凄惨な最期を迎えさせられたやら
戦国時代のキリシタン弾圧、あれ、豊臣秀吉がアホな宣教師に業を煮やし?
欧州では宗教改革の影響を受け、ご新規さん頭打ちか、遠路はるばるアジアまで信者開拓出張する時代に
だからといって、長崎のマグダレナ可哀想過ぎる
別嬪さんだったため、役人は棄教すれば良い結婚が出来ると薦めたなんて、オトコって姑息で嫌らしいわねッ
役人は拷問にかけられても信仰を捨てなかったマグダレナに業を煮やし、穴吊の刑に処し、逆さ吊りにした?
役人の家系を、シルベン・ブスケ神父を騙した青年の家系ともども逆さ吊りに傾き続けるよう呪ってあるからな!
(ブスケ神父は、たかだか70年ちょい前のお話…ったく怖いね、トントントンカラリ隣組の陰険な時代はよ)
ガラシャ夫人始め、昔々のキリシタンは、宣教師による人生途中での回心
神さん仏さんのみならず、フットボールクラブ愛も、自分の意志で決めるのが堅固で熱いのよね
(もしもフットボールクラブが各自教会持っていたら、アタシゃ世界中に祈りの念を飛ばす展開に?
てか、マラドーナ教に教会あるんやったら、トド体型偶像が神棚に飾られてるか見物に行ってみたかったりする)
プロテスタントの中には、幼児洗礼を認めていない教派もあるが、わからんでもない
人生途中での回心で思い出したのが、記事題名使い回した2010-06-21 19:17:00アメブロ別荘記事
加筆修正すると
‘ベトナムの少女~世界で最も有名な戦争写真が導いた運命~’
この本の第十五章『赦し』
‘ジャックナイフ’(1989年)
同じ高校からベトナム出征したメグス(ロバート・デ・ニーロ)とデーヴ(エド・ハリス)
ある日、母校の廊下でデーヴが暴れた事から大ゲンカに発展する
その際、メグスの怒鳴った言葉が、「俺は、徴兵された。お前は、志願じゃないか!」
召集令状来て嫌々出征した自分が、何とか折り合いつけて生きている
忠義無双から自分で選択しておきながら、いまだに泣き言は見苦しいぞ
デーヴは自分の非を認め、グループ療法に再起を賭ける所で映画は終わる
…メグスのような帰還兵を含む、恩讐の彼方を越えた穏和な者たちが、キム登場する軍人会に参加したと思う
とはいうものの、ベトナム戦禍の象徴みたいなキムを見て、複雑な心境に陥る者もいたであろう
そう考えると、ナパーム落とした当事者であるプラマー牧師が参加するには、相当な勇気要るんじゃないの
加害者と被害者が直接顔合わせる場面って、頭にあれこれ描いて赴いたって
お互いどう反応するか、その時までわからないんじゃないの
加害者側が弁明抜きに謝罪するって、出来そうで出来ないんじゃないの
プラマー牧師はベトナム戦争を体験した同胞の一部から見れば、背教者(祖国に背く裏切り者)とも言える
背教者になる勇気を持って赴いたを、キムがGratia(恩寵・神の恵み)に値すると祝福したのでは?
完全無欠な人間など存在しない
罪持たぬ者(自分をそう思う者)なんて、救済される価値無いという事になるんだもの…
滅多にないながら人類には、稀に深い贖罪と赦しが見られることがあり、これこそが奇跡というものでしょう。
ナパーム弾の少女とプラマー牧師との邂逅は、稀有な信仰の証と思います。
信仰というと、現代日本でらは、キナ臭い思考停止状態ととられがちですが。
小さなことでも、まず寛容性を持つこと、難しいですが、そこから開けるものがあると、信じたく思います。
>>bald manさん
元総理は忠興の血統で、系図上ガラシャの子孫に当たるけど、忠興の側室の方を汲む?
肥後細川家に養子迎えた時代あって、ガラシャ血統じゃないのは確か
遠縁に当たる隆元、隆一郎、珠生が、ガラシャ血統ですわ
ガラシャ夫人も元は、エエ所のお嬢ちゃんを出なかった
逆境に泣き暮らさないだけの知性を備えていたのが決め手ちゃいますか
現代にも探せばいるでしょうけど、人知れずの場所にひっそり祈りの日々?
人二人いれば相対する、三人いれば派閥が生まれる
一つの流れの思い通りに世の中行かないから、血が濃くならず、多様な文明栄える
敵対関係に至らなければいいんでしょかね
>>ふうちゃんP4さん
戦争犯罪に関する謝罪の言葉に拘る向き見られますけど
直接じゃないものの被害者である日本人と対面した米軍兵士が
「自分は軍人だから、命令が出たら戦闘に赴く。だからこそ、戦争はいけない」
深い言葉と思いませんか?
キム・フックとプラマー牧師はプロテスタント同士
もっとも片方がカトリックに傾倒でも、細かい違い程度で、根っこの信仰は同じ
全くの異教徒同士でも、関係なかったでしょうね
無知からか、人との議論怖いからか、キナ臭いと片付ける事こそ、思考停止状態なんですよ
憶測ですけど、プラマー牧師は、志願兵だったと思います
家族食わせるため、福利厚生バッチリの志願兵になった例が多いといいます
24歳の若さで3児を抱えた離婚者というのは、「元々、経済的に裕福じゃない」
言わば一介のサラリーマンだけに、戦禍を見て罪の意識大きくのしかかるというか
何にせよ、普通の人間故に、苦悩が闇の如く深かったのでしょう
細川さんはガラシャ系統やないんやね。
完全無欠かいな。
どっちかというと ガラシャさんのが
完全無欠に近いんやないの?
今に生きて こんな人に会えたらなあ、、
いないからこそ、人間歴史があんのかな?
文明があんのかな?
なんで、相対するものがいるんやろね。
そこから、悲哀物語も生まれるか、、
貴女のはホンマにいつも深過ぎるわ(^_^;)
2016/2/26(金) 午前 9:11 [ baldman ]