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魔王(Der Unhold)~人心を魅了し、やがて食い尽くす鬼~

mathichen17

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また体調悪くなりそうな悪寒働くので、考えてる事忘れないうちの更新しとく
島国から完全にやさぐれた魂の炸裂した記事内容であり、思考回路だけはやたら元気の証明となる






魔王(1996)
THE OGRE
DER UNHOLD

「ブリキの太鼓」で知られるドイツの巨匠フォルカー・シュレンドルフ監督がミシェル・トゥルニエの小説をジョン・マルコヴィッチ主演で映画化した人間ドラマ。キリストを背負って河を渡ったという聖クリストフォロスの伝説を背景に、子どもの心を持ったまま大人になったかのような男が運命に翻弄されながらもナチスドイツの下でしたたかに生きぬくさま描く。音楽は「ピアノ・レッスン」のマイケル・ナイマン。第二次大戦直前のパリ郊外。幼い頃から内向的だったアベル(マルコヴィッチ)は自動車修理工になった今も人付き合いが苦手だったが、唯一、近所の子どもたちとだけはウマが合い楽しく遊ぶことができた。そんなある日、一緒に遊んでいた美少女がついた嘘のため、アベルは強姦罪で摘発され、戦地に送られてしまう。戦地では早々にドイツ軍の捕虜になってしまったアベルだったが、従順な性格からドイツ軍士官学校の雑用係の職を任される。やがて、子どもたちと打ち解ける姿を見た上官から、村々を回って少年兵をスカウトする任務を負わされるのだった……。ナチスドイツを美しく描くことでその恐さが一層強調されている。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=234505 )




宗教的意味合いはいまだ難解のため、スルーすると断って




この映画、2001年にミニシアターで観て、DVDでも持ってる
映画館では、左手が何度、挙がりそうになる右手を叩いたやら~


適切なものが見つからないんで持って来たけど、音楽を聴いてるうち、心地良くならんかね
監督は何でも、「ナチスを美化する形は危険過ぎる」と友人から忠告されたという
【ドイツ家族の肖像】(2010年1月24日)
乳母様への返信に
「シュレンドルフの‘魔王’東京試写会で、戦争期に10代をすごしたゲスト某女史が
『これは理屈では…体験しないと理解困難』と説明お手上げ風でした」
戦時下あるいは不穏な時代の空気を肌身に受けねば、理解困難なんでしょ
少なくともアタシを心地良くさせたんだから、シュレンドルフの試みは成功したと言っとく





これは、‘ヒトラー ~最期の12日間~’(2004年)の場面ね
1970年代のカンボジア、ポル・ポト政権下
子供は親から引き離して集団生活をさせ、幼いうちから農村や工場での労働や軍務を強いたを思い起こすべし
「雑念持たない少年少女が国家にとって、最も扱いやすい兵士に成長する」
換言すれば、「無垢が罪となる」
魔王では、幼年学校生徒たちが、子供たちを守ろうとするアベルを無視して
恐れ多くもソ連軍の戦車大群に丸腰で立ち向かって命落とすほどであった




人間なんてチョロイものよ
ヒトラー ~最期の12日間~を撮ったオリヴァー・ヒルシュビーゲルの2001年作品‘es’

1971年8月14日から1971年8月20日まで、アメリカ・スタンフォード大学心理学部で、心理学者フィリップ・ジンバルドー (Philip Zimbardo) の指導の下に、刑務所を舞台にして、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまう事を証明しようとした実験が行われた。模型の刑務所(実験監獄)はスタンフォード大学地下実験室を改造したもので、実験期間は2週間の予定だった。

新聞広告などで集めた普通の大学生などの70人から選ばれた被験者21人の内、11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせた。その結果、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになるという事が証明された。

( Wikipedia:スタンフォード監獄実験より引用 )

これが下敷きとなってる
合衆国の小学校でも、イジメ対策だっけ、支配者と被支配者の立場を入れ替えるみたいな似た実験をやった
先生が最後に意図を話し、生徒たち皆ガックシ項垂れたそう
賢いつもりでいようと…くわばらクワバラ…




疑問を抱いて、自分で思考してみる重要性、おわかり?
疑問を抱かなければ、見落とし無いか、とにかく疑ってかかってみる
頭持ってるんなら、わからないなりに自分で調べてみるなど、ネットの時代には簡単じゃん
ネットだろうと、人に質問だろうと
考えてみ
自分が持たない知識を持つ者が善意の人という絶対保証は無いのに
情報を冷静に取捨選択する力持つ事が必須なのに
情報操作を疑ってもみない国がryだけどね




従って、おまけYouTube、画面ペタリしたいのは山々ながら




次のコンテンツは不適切な内容を含む可能性があると YouTube コミュニティが特定したものです。
ご自身の責任において閲覧してください。
『ナチス党歌「旗を高く揚げよ/ホルスト・ヴェッセルの歌(Horst Wessel Lied)」 』
https://www.youtube.com/verify_controversy?next_url=/watch%3Fv%3D0lEz5R3sG_Y




最後に




原作者ミシェル・トゥルニエは名前の通り、フランス人
本がドイツで出版された時、ドイツ人評論家が「ドイツ人には決してこの本を書けなかっただろう」
褒め言葉だよ
ドイツ人には、自身の罪という雑念が邪魔し、過去と対峙するのは非常に困難な作業である
フランス人が持つドイツ観に貫かれるも、この場合、「無垢が救済」と言える
ちなみに
監督のシュレンドルフは
「1939年3月31日、ヴィースバーデンで生まれた
1956年に一家でフランスに移住
パリで経済学と政治学を学んだ後、高等映画学院に入学した
その後、ルイ・マルやジャン=ピエール・メルヴィル、アラン・レネの元で助監督を務めた」
1960年代後半から1980年代前半まで巻き起こったドイツの映画運動ニュー・ジャーマン・シネマ
その代表的な監督が近年は、魔王を始め第二次世界大戦に関連した歴史物を製作している
ドイツ人にしかわからない事(主観)、外国人の視点で見る事(客観)の複眼思考が出来る強味でしょね

未見ですが、興味惹かれます。
「ブリキの太鼓」は原作映画共に見てます。ドイツ文学はあまり得意ではないけど。
映画はなかなか痛快な皮肉が効いて好きです。

ニュージャーマンシネマでは、ヘルツォークも面白いですね。わたしが一番好きな監督は、少し後のウ ゙ェンダースです。最近見てないけど。

2016/11/15(火) 午後 5:54ふうちゃんP4


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>>ふうちゃんP4さん
魔王は難解な映画ですが、右手挙がる心理は理解出来ますよ
後世の者が過去の戦争犯罪などを告発するのは、それが悪だとわかってるから簡単です
しかし、過去の者が何故そういう状況を許したかを実感するのは困難ですよね
他人によって流されない観客の知性に賭ける面大きくてリスキーながら
「ナチスを清める」が、負の歴史を受け入れ正しく清める意味合いだったか
ナチス美化の形は間違ってなかったでしょう

2016/11/16(水) 午前 10:44mathichen


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