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太陽は盗まれても光り輝き、暗闇を照らし続ける

mathichen17

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ジュリー主演の‘太陽を盗んだ男’(1979年)
冒頭のバスジャック場面に登場する、精神を病みながらも純情な老人を演じた伊藤雄之助爺
…洗面所の鏡に映るアタシかよと泣いといて




誰かアタシにDVD買ってよ
だって
平成に入ってたと思う、しかし正確に思い出せないほど昔
関西テレビ、よみうりテレビのどちらかで、深夜枠放送されたけど…

太陽を盗んだ男・予告編

原爆を個人で作るのは、もはや可能だ。
核兵器を武器に国家と対峙した男の物語。

↓見ると非常に面白い賛否両論でしかも的確だと思われる。見た事がないので今一番見たい映画のひとつ。うわさでは国会議事堂前での撮影は許可なしのゲリラ撮影だったとか当時でしかできない違法行為等、さらに天皇にまで話が及ぶとは...リメイクなんて今じゃ不可能でしょう。
いまでも十分に通用する、洋画に匹敵する邦画アクション作品。深いテーマと随所に見受けられる遊び心の調和が良い。菅原文太演じる刑事の執念と不死身さを理解できない人には面白くないだろうが、この映画の魅力は一般的なリアリティを超えたリアリズムにあると思う。
日本で原爆という存在を「娯楽」映画に持ち込んだかなり貴重な作品。個人的には邦画でハリウッド映画に唯一勝てるレベルの娯楽作品だと思う。
今はもうこういうテーマでは映画撮れないだろうね。良識派文化人がうるさく文句つけてきて核はすっかりタブーになってしまった。でも現実に熱核爆弾は存在する。乾いた、それでいて詩情とアクション、沢田研二のアンニュイ。ブンタさんも凄い。今の邦画はどうしてこうなった。
今の俳優でリメイクして欲しくない
This movie is really good. I love it.
この映画の中でバスジャック犯の役を演じておられた伊藤雄之助さんは、最高の演技で映画の導入部を盛り立ててくれたと思う。
この人こそ名脇役であり日本の名優ですね!!!。
いい時代だったね(^_^;)

「世界で最初に原爆を完成させたのはアメリカでなくドイツ!!!」
を含め、現代もう何処の国に於いても躊躇する内容を、ドッカンドカドカ撮れた時代だったね-y( ´Д`)。oO○
賢しらぶった平静な顔して、そのくせキナ臭くなる一途の平成にゃ
「最高の日本映画。今地上波で放送すべき。」
無理な相談に決まってる




1979年度キネマ旬報 日本映画ベストテン第2位
キネマ旬報読者選定邦画ベストテン第1位
映画芸術誌ベストテン第3位
2009年度キネマ旬報 オールタイムベスト映画遺産200(日本映画篇)<日本映画史上ベストテン>第7位
ですがね


【mathichenさん版:『イジワル映画批評家エンマ帳』】

故人となったが、自称『日本一の憎まれ批評家』、映画評論家・大黒東洋士
「番外・この一本を斬る!
『太陽を盗んだ男』はベスト・テン上位になるような作品か?」
具体的には、紙をコピペ出来ないため、神保町やamazonを頼って頂戴
作品の野放図な荒唐無稽ぶりに呆れた向きが見られたのも事実よ




長谷川和彦の第2回監督作品という事で、期待大き過ぎた?
’青春の殺人者’(1976年)
http://www.dailymotion.com/video/xgbsmo_%E4%BA%88%E5%91%8A%E7%AF%87-%E9%9D%92%E6%98%A5%E3%81%AE%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E8%80%85_shortfilms
1974年に千葉県市原市で実際に起きた親殺し事件を下敷きにした中上健次の短編小説‘蛇淫’を基に
深い理由も無く、行きがかりから両親を殺してしまった青年とその恋人の末路を、突き放した視点から描く
本作の封切上映は日本中で4館だけ、それが高い評価を得たからね




脚本

・タイトルの『太陽を盗んだ男』はオリジナルストーリーを執筆したレナード・シュレーダーの妻、チエコ・シュレーダーの発案。「何でもない普通の青年が原爆を作って時の政府を脅迫する。その第一の要求は“テレビのナイター中継を最後まで放送しろ”だった」が元アイデア。(比較的初期の段階で、チエコがレナードの口述を日本語訳した「名前のない道」と題された手書きのシノプシスが岡本喜八の元に届けられていた。)原題は「The Kid Who Robbed Japan」で、日本語に訳したときに"Kid"にあたるいい日本語訳がなかったため「笑う原爆」というタイトルを予定していたが、東宝サイドが映倫の許可が下りないと難色を示したため、準備稿の段階ではひとまず「日本 対 俺」という仮題で製作を進め、「プルトニウム・ラブ」「日本を盗んだ男」とタイトルが転々と変わり、最終的に監督が原題をもじって「太陽を盗んだ男」とした。

・長谷川との共同脚本・レナード・シュレーダーは本作と同じ年に『男はつらいよ 寅次郎春の夢』を共同脚本。つまりシュレーダーは、この年最も過激な映画と最も保守的な映画を同時に手がけていた。

・従来、原爆を素材とした日本映画は必ず被害者の側に立った陰々滅々たるものだった。しかし、この映画は加害者の側に立った上、それを日本映画には珍しいスケールの大きなエンタテイメントに仕立てた不謹慎極まるものだった。主人公誠が原爆製造中に被爆するという設定は、実際に「胎内被爆児」である長谷川監督の発案で、誠は加害者 = 被害者になることをもって、初めてただの傍観者あるいは愉快犯ではなく、原爆神話の一登場人物として物語を自らの肉体で紡ぐことになる。「原爆」という題材にのみ過敏になって映画撮影中に抗議に来たある活動団体に対して、自分の「特別被爆者手帳」を見せて説明し、納得させたという。しかし公開前のキャンペーンのテレビ番組で「ジュリーってゲンバクのように強~イ男」という番組サブタイトルを使ってしまい、番組スタッフが抗議を受けるという場面もあった。

エピソード

第二の要求である「ローリング・ストーンズ日本公演」は、1973年の中止以来、当時としては多くの人々が望んでいながら、実現することなど夢のまた夢、と思われていた。実現するのは、1990年になってからである。

・アパートの自室を改造して爆弾製造、というのは1970年代中期の東アジア反日武装戦線などの左翼過激派と共通するが、政府に喧嘩を売る主人公が政治性のない要求ばかりを並べたことについて長谷川は、「1979年ですから、ジュリーに言わせてる台詞でも「わたしは過激派なんかじゃないわよ」という感じで、過激派は地に落ちているころだから、そんな要求を出せる元気があるやつはいないんだ。逆に、過激派のように徒党を組まないでもこの兄ちゃんは一人でタイマン張ってるぜ、みたいなということが自慢だったわけでね。」と当時の「しらけ」た空気を語っている。他方で「天皇に直訴する」という老バスジャック犯の姿を描くことで当時の「しらけ世代」と旧世代のギャップを強調した。

( Wikipedia:太陽を盗んだ男より引用 )





勝手にしやがれのジュリーといえど、ナイター中継を最後まで放送しやがれ
原爆を作ったものの持て余し気味で、咄嗟の思いつきによる要求が、意表を衝いて面白い
この点を、作品に疑問符を並べ立てた大黒爺さんでさえ認めた



地球を原爆に置き換え、ジュリーに弄んで貰いたかったの、アタシだけ!?




「恐れるべきは政治信条で、制服に罪は無い」と言った者いる
鉤十字ドイツ制服はなるほど、ファッションとしては秀逸である
ところで、恐れるべき政治信条を理解出来る頭持つ者、いまの時代、現実にどんだけよ
櫻坂騒動の、鉤十字知識無いとは言わせない秋元何某みたいなゴミ中高年もいて、始末悪い末世だぞ
‘太陽を盗んだ男’製作側はWikipediaから知れるように、冷静沈着にバランス感覚持って臨んだと大違いね




ジジババや学校の受け売り、情報操作を、自分自身の思考に基づく信念と誇示するバカ増えた
物事わかろうがわかるまいが、人間やったら、まず自分の頭で考え、質問や批判はそれからと言いたいわ
まず知識を与え、バカが暴走する防止策を講じる必要あるけど
文部科学省や何とか団体の類はゴチャゴチャ言わんと、学校の体育館での映画鑑賞用に推薦しやがれ~

長谷川和彦は、たった2本しか撮ってないのですよね。それでも彼の映画を語る人が結構いるという、ある種の魅力を持っているようです。

彼が体内被曝で生まれたことも、この映画を作る遠因かもしれないですが、たった一人のテロリスト(みたいな)は、時代を先取りしている部分もありそうです。
彼がイマヘイさんのヘタレ弟子で愛憎半ばする関係だったということが、なんとなくわかる気がします。
同世代で亡くなった相米慎二の方が、長生きしたらどんな映画を作ったか、見てみたいですね。

2017/4/26(水) 午後 3:16 ふうちゃんP4


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>>ふうちゃんP4さん
長谷川監督について、大賢者様によると
「寡作になった理由については、『太陽を盗んだ男』で古くからつきあいのあった後輩のチーフ助監督が映画界から消えたことにショックを受けたことが原因と語る。そのことで、自分は本当に撮りたい映画以外は撮る資格がないと考え、依頼された企画を見送っているうちにどんどんハードルが高くなってしまった結果なのだという。」

撮った2作で枯渇した面もあるんじゃないですかね
ツッコミ所満載であろうと、太陽を盗んだ男で燃え尽きたといいますか
それくらい、時代の先取り始め、才能に溢れていたんでしょうね
時代の先取りには、リアルタイムに取り残されるリスクもありますし

2017/4/27(木) 午前 5:11 mathichen


現在長谷川和彦は某女優に食わせてもらってる状態で、週刊誌にその「現状」が載った事があります。一時雀士としてならし「世界選手権で優勝賞金一億円ゲットしたら新作を撮る」と公言してましたが、この人の監督作は一億程度の資金じゃすまないですよね。

今はカルト映画化して大評判ですが、公開時は館内に閑古鳥が鳴いていた事を思い出すと「早過ぎた映画」だった気はします。もうこういう映画は日本映画界では二度と製作できない状況になってしまいました…。

2017/4/28(金) 午前 11:07 [ 原達也 ]


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>>原達也さん
髪結いの亭主的な生活は、現在進行形?
それはまァいいとして、もう70歳過ぎてるので、次回作は無いでしょうね

およそ40年の間に、日本映画界の見た目はそれなりの隆盛見せようと
ビル爆破するためにビル建てる、国が援助しての韓国映画界に後れを取ってると思います
「適切な時期でないものの、1979年にしか作れなかった」
太陽を盗んだ男は、早過ぎた映画にして、遅ければ遅いほど不可能な映画でしょうね

角川春樹のようなタイプの製作者、それも二度と現れないと…

2017/4/29(土) 午後 6:13 mathichen


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